1990年 文学部 史学地理学科(地理学専攻)卒 北野 好浩 「あのう先輩、卒業生名簿の高原さんという人の所に『ユニ・チャーム 代表取締役社長』って書いてありますけど、あのユニ・チャームですか?」 「そうや。それに高原さんはな、うちの部を作ってくれた人や」 1986年4月、市大に入学したてで何も知らずに写真部の門戸を叩いた私は、この大学に、このサークルに、高原慶一朗さんという偉大な先輩の卒業生がいることを知りました。 あれから30数年の間、何度かお会いすることはできましたが、2018年10月3日、高原先輩は私たちのいる世界から旅立って行きました。 旅立ちからおよそ2か月がたった11月29日、東京の帝国ホテルで高原先輩のお別れの会があり、私も出席してきました。 会場内は人、人、人。
交友の広さが、そこに表れていました。 会場には、高原先輩を偲ぶ数々のパネルが飾られていました。 そこには、何事も全力で取り組む高原先輩の姿がありました。 その姿勢が、自らが創業したユニ・チャームを衛生用品のトップメーカーにまで育てた原動力になったのだと思います。 また、高原先輩は、市大の学生時代にも私が所属した写真部を創部しています。 その写真部もまた、私の学生時代を通り過ぎ、今の学生たちが引き継いで支えています。 高原先輩は、創り出して、育て上げる、そういう人生を全うされたのだと思いました。 相田みつをさんの言葉である「一生勉強 一生青春」を座右の銘として、多忙で勢いのある内に優しさにもあふれた八十七年の人生を過ごされた高原先輩。 どうか、ごゆっくりとお休みください。
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第17回銀座有恒会 秋のハイキングー元禄から明治の両国を歩きました。 とき 2018年10月27日(土)午後 ところ 両国駅南~西
秋の行楽日和。両国駅を出て右に折れると、墨田区観光の玄関口に相応しい立派な両国観光案内所があり、奥には本物と同じ大きさの土俵が造られ、毎日定刻に力士の模擬相撲がある。 名所旧跡: 回向院・猫塚~大高源五の句碑~もゝんじゃ発祥地~旧両国橋・広小路跡~一之橋~江島杉山神社~塩原橋~吉良邸跡~勝海舟生誕地。→コース外 榛ハンノキ稲荷神社~北斎美術館。 先の戦争で歴史的建物が全て焼失し、残るは「石碑」と拡幅された堀のみ。ガイドの説明に耳を傾け、随所に設置された「忠臣蔵吉良邸正門跡…解説…22墨田区」のような新しい案内板とパンフを見ながら、ありし江戸に思いを馳せる。 ガイドは地元シルバーご婦人2名、2時間程を活発に説明。料金は参加者1人当り500円、価値あり。 収穫: ①回向院「猫塚」。飼い主の魚屋が病で商売できず生活が困窮。可愛がられていた猫がどこからともなく二両のお金をくわえてくる…。「猫に小判」と真逆の「猫の恩返し」。江戸ニャン情話で実在した猫塚は江戸っ子の粋な計らいで鼠小僧の墓のそば! ②北斎「潮干狩り図」(重文、大阪市立美術館所蔵)。江戸情緒に溢れる! ③精忠義士実録 巻之十九翻刻。当会世話役、樋上さんの労作で事前に配付。討ち入り~義士処分まで、実録原文の写しと翻刻文が丹念に記載され、講談師気分で音読するにふさわしい名文! 有志10数名が有馬さんお馴染みのちゃんこ居酒屋で、幹事の奥川さんと吉田さんの労に感謝し懇親。 次回来年1月26日昼の新春食事会に元気でご参集を! 参加者(数字は昭和): 赤井(商51)有馬(商40)伊藤(商49)奥川(商48)小原(商42)河内(商49)諏訪(理45)西尾(経35)樋上(法45)平井(工43)松本(経43)山出(商44)山本(商47)吉嶋(経48)吉田(商50)若尾(法58)計16名(これまでの最多) (西尾記) |
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5月 2024
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