1990年 文学部 史学地理学科(地理学専攻)卒 北野 好浩 「あのう先輩、卒業生名簿の高原さんという人の所に『ユニ・チャーム 代表取締役社長』って書いてありますけど、あのユニ・チャームですか?」 「そうや。それに高原さんはな、うちの部を作ってくれた人や」 1986年4月、市大に入学したてで何も知らずに写真部の門戸を叩いた私は、この大学に、このサークルに、高原慶一朗さんという偉大な先輩の卒業生がいることを知りました。 あれから30数年の間、何度かお会いすることはできましたが、2018年10月3日、高原先輩は私たちのいる世界から旅立って行きました。 旅立ちからおよそ2か月がたった11月29日、東京の帝国ホテルで高原先輩のお別れの会があり、私も出席してきました。 会場内は人、人、人。
交友の広さが、そこに表れていました。 会場には、高原先輩を偲ぶ数々のパネルが飾られていました。 そこには、何事も全力で取り組む高原先輩の姿がありました。 その姿勢が、自らが創業したユニ・チャームを衛生用品のトップメーカーにまで育てた原動力になったのだと思います。 また、高原先輩は、市大の学生時代にも私が所属した写真部を創部しています。 その写真部もまた、私の学生時代を通り過ぎ、今の学生たちが引き継いで支えています。 高原先輩は、創り出して、育て上げる、そういう人生を全うされたのだと思いました。 相田みつをさんの言葉である「一生勉強 一生青春」を座右の銘として、多忙で勢いのある内に優しさにもあふれた八十七年の人生を過ごされた高原先輩。 どうか、ごゆっくりとお休みください。
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11月 2024
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